Ringアプリと仮想プライベートネットワーク(VPN)について
お客様のプライバシー、セキュリティ、およびデバイスと個人情報に対し、厳格な管理および保護対策を行うことはRingの企業活動の基本であり、その実現のために適切な取り組みを実施しています。Ringデバイスに加えて、仮想プライベートネットワーク(VPN)の使用を望まれる方もおられると思いますが、Ringは現在この機能をサポートしていません。
VPNとは
仮想プライベートネットワーク(VPN)は、インターネットサービスプロバイダー(ISP)から割り当てられたIPアドレスを非表示にするサービスです。VPNでは、仮のIPアドレスを使用してISPアドレスを隠すこともできます。
2019年12月以降、Ring、Rapid Ring、またはNeighborアプリへのアクセスにおけるVPNの使用は、サポート対象外となりました。これらのアプリを使用するには、VPNを無効にする、もしくはRingのデータ送受信をVPN接続から除外するように設定する必要があります。
VPNでRingアプリを使用できますか?
VPNの仕組みによっては、Ring、Rapid Ring、またはNeighborアプリの使用中に技術的な問題が発生することがあります。たとえば、VPNプロバイダーが割り当てるIPアドレスの範囲が原因で、RingまたはRapid Ringアプリの接続に問題が発生し、Ringデバイスへの接続が遅延する、接続が妨げられるといったトラブルを起こすことがあります。これらの問題は、モバイルデバイス、タブレット、またはデスクトップコンピューターで発生する可能性があります。
RingサービスとVPNの併用により発生する問題には、以下のようなものがあります。
- インターネット接続エラー
- 「406 - 受け入れられません」エラー
- 空白または黒い画面のビデオ (接続エラーにより音声・映像情報を含まないビデオ)
- データまたはビデオの読み込みに関する問題
RingがVPNをサポートしないのはなぜですか?
VPNが原因で技術的な問題が発生することがあり、信頼性の高いパフォーマンスとシームレスな顧客体験をお客様に提供するため、当社ではVPNの使用はサポートしていません。また、当社のセキュリティシステムでは、システムの悪用または攻撃に使用されたIPアドレスをブロックしますが、VPNのIPアドレスはそのカテゴリーに該当することがあります。
Ringは、お客様からの信頼を大切にし、顧客情報とデータに関して最高レベルのセキュリティの確保に取り組んでいます。また、ユーザーにとって利便性と安全性の高いデバイスおよびサービス提供を目指し、新しいセキュリティ機能を積極的に開発しています。