Ringセキュリティカメラとエンドツーエンド暗号化について

プライバシー、セキュリティ、および操作性は、Ringの基礎となるものです。そのため、当社はお客様のアカウントを安全に保つ方法を常に模索しています。エンドツーエンド暗号化(E2EE)は、プライバシー保護を目的とするオプトイン機能であり、Ringデバイス(E2EEに対応し、E2EE設定に登録しているデバイス)で記録したビデオや音声の内容を暗号化するものです。

Ringは、ビデオがクラウドにアップロードされるとき(転送時)、Ringのサーバーに保存されるとき(保存時)に、デフォルトでビデオを暗号化しています。ビデオE2EEでは、さらに高度な暗号化オプションを提供しており、誰がビデオを閲覧できるかを詳細に設定することができます。また、E2EE設定に登録されたモバイル端末のユーザーのみが、ビデオの暗号化を解除できる専用キー(秘密鍵)を所有しているため、他のユーザーはもちろん、RingやAmazonでさえもビデオの内容を確認できないような仕組みになっています。

以下では、ビデオE2EEの機能について説明します。

ビデオE2EEの設定方法については、こちらをクリックしてください。

ビデオエンドツーエンド暗号化(E2EE)とは何ですか？

ビデオE2EEは、Ringデバイス(E2EEに対応し、E2EE設定に登録しているデバイス)によって録画されたビデオおよび録音されたオーディオを暗号化する機能です。そのため、暗号化されたビデオは、E2EE設定に登録済みのモバイルデ端末でのみ閲覧できるように設計されています。

RingアプリでビデオE2EEのビデオを閲覧できますか？

はい。ビデオE2EEでは、E2EE設定に登録済みのモバイル端末のみが、E2EEビデオにアクセスできる仕組みになっています。E2EE設定に登録済みのモバイル端末では、Ringアプリを利用して通常どおりにビデオを閲覧できます。

ビデオE2EEは自動的に有効になっていますか？

いいえ。RingアプリでE2EEをオプトイン(有効化)する必要があります。E2EEのオプトイン手順については、こちらをクリックしてください。

ビデオE2EEが自動的に適用されないのはなぜですか？

当社は現在、ビデオ暗号化プロセスを利用していますが、ビデオE2EEは暗号化の拡張機能です。ビデオE2EE機能を有効にすると、E2EE設定に登録済みのデバイスにおいて、Ringアプリの一部の機能が自動的に無効になります。そのため、Ring製品をご利用のお客様は、無効になる機能により生じる支障を十分理解した上で、E2EE機能を利用するかどうかを判断する必要があります。

ビデオE2EEによって無効になるRing機能は何ですか？

RingのビデオE2EEを有効にすると、E2EE設定に登録済みのデバイスにおいて、次の機能が無効になります。

• 共有ユーザーがビデオを閲覧できなくなります。
• 暗号化されたビデオは、Ring.com、Windowsデスクトップアプリ、Macデスクトップアプリ、Rapid Ringアプリのいずれでも閲覧できなくなります。
• 複数のモバイル端末から同時にライブ映像を利用することができなくなります。
• ダッシュボードでカメラのプレビューを確認できなくなります。
• ビデオやリンクの共有ができなくなります。
• イベントタイムラインを利用できなくなります。
• リッチイベント通知を確認できなくなります。
• Amazon Echo Show、FireTV、FireTabletのいずれでもRingビデオを閲覧できなくなります。
• 暗号化されたビデオは、他社製デバイスで閲覧できなくなります。
• 俯瞰ビューを利用できなくなります。

ビデオE2EEを有効にして、その後無効にした場合、これらの機能は利用できるようになりますか？

はい。ただし、一部の機能は、ビデオE2EEの無効化後に手動で有効にする必要があります。以下、自動的に有効になる機能と、手動で再度有効にする必要がある機能の内容を示します。